2016年10月26日水曜日

昨日の雨で…

曇り来し昆布干場の野菊かな   橋本多佳子
(『日本の詩歌30』)
樹木の間から曇り空を眺めながら
「早く晴れてくれないかな…」と思っているのかなσ(^^)
ニシキギ ニシキギ科 ツグミ類,シジュウカラ類,メジロなど
 主に山地の林縁部や落葉広葉樹の林内などに生育する。
鮮やかな赤色に美しく紅葉するので,庭木や公園樹などとしても広く植えられている。
栽培種は自然のものとは少し違って,実のつきがよく,たわわに実る木が多い。
熟すとすぐに果皮が割れ,中から赤い種子が出てくる。
 コゲラやアトリなども食べ,実が小さいからエナガも採食することがある。
多くの種類の鳥が採食はするが,どの種類も夢中で食べるということはなく,
せいぜい1~2粒を食べる程度である。
口に入れても味はほとんどない。

(『野鳥と木の実』)
蝸牛秋より冬へ這ひすすむ
(『西東三鬼全句集』沖積舎 昭和58年)
風車広場のコスモスもいっぱい咲き出しました(o^^o)
誰もゐないでコスモスそよいでゐる
(『山頭火著作集Ⅰ あの山越えて』大山澄太編/潮文社 昭和47年)
昨日の雨でキンモクセイが散り,ヒイラギモクセイが甘い香りを漂わせていました(^-^)
久しぶりにお会いして話をお聞きすると
1年ほど前に帯状疱疹にかかり,今でも後遺症があるそうです。
帯状疱疹について知らなかったので
症状が悪くなるまで気がつかなかったそうです。
お話の中で,気になっていたラブラドールのBibiちゃんと飼い主さんもお元気だとお聞きして
コーヒータイムに両親に伝えると喜んでいました(o^^o)
金木犀こぼれたまりて雨止みぬ  久保より江
(『カラー図説 日本大歳時記[秋](旧版)』昭和57年)
(そし)られてをらむわたくしがぬけぬけと薔薇きりてゐる明るき速度  生方たつゑ
(『現代の短歌』)
夭死せし母のほほえみ空にみちわれに尾花の髪白みそむ  馬場あき子
(『現代の短歌』)
ウラナミシジミ(シジミチョウ科) 
曇り空だったけど,次第に青空が見えてきたので
体温を上げるために翅を広げていました。
この子はヤマトシジミ(シジミチョウ科)