2016年8月22日月曜日

大阪府立中之島図書館

 形成外科を受診後に訪ねたドームが見える建物は
現在は正面のすぐ前に大阪市役所が建っていて,
写真を撮ろうとしても引きがなくて多くのカメラファンが苦労していると思うが,
現在の市役所が建つ前ここは豊臣秀吉を奉る豊国(ほうこく)神社があり,
図書館の正面には広々とした空間が広がっていた。
実に象徴的な景観だったことだろう。

(『大阪名所図解』画・綱本武雄、解説・酒井一光 髙岡伸一 江 弘毅 140B 2014年)
参照した『大阪名所図解』には,素晴らしい線画で描かれています。

豊国神社については2014年8月11日の記事を参照してください(*^O^*)/
1922年,図書館が手狭になったため,やはり住友家の寄付によって両翼が増築された。
設計したのは本館設計時に野口をサポートした日高胖(ゆたか)。


大階段の両脇に設けられた照明柱のデザインも特徴的。
(『大阪名所図解』)
張り出しの大きな立派なペディメント(破風)。
(『大阪名所図解』)
コリント式のオーダーは,アカンサスの葉をモチーフにした柱頭の装飾が特徴。
(『大阪名所図解』)

玄関扉の上部には,竣工時の施設名である「大阪図書館」が刻まれている。
(『大阪名所図解』)
 ドームの頂部から,色ガラスを通してやわらかい自然光が注ぐ。
(『大阪名所図解』)
末広がりにカーブを描くダイナミックな階段。
円形にホールを取り巻く木製のギャラリーは,イオニア式の円柱で支えられている。

(『大阪名所図解』)
階段正面に飾られた額は,寄付するにあたっての住友吉左衞門の思いをつづったもの。
最初の竣工時のもと,両翼増築時の2つある。

(『大阪名所図解』)
記念室
 大阪府立中之島図書館は,1904(明治37)年に住友家の寄付により本館が建設された。
その後,利用者の増加・蔵書数の増加により手狭になったため,
1922(大正11)年に再度住友家の寄付により両翼の拡張工事が行われ,現在の姿になった。
 記念室は,1922(大正11)年の両翼増築時に
図書館の正面玄関の真上にあたる現在の場所に新設された。
住友吉左衞門友純氏を永く記念する意味をこめ,同氏の銅板レリーフを掲げている。

(図書館の解説)


3階のギャラリーとドーム屋根の間には,八聖殿になぞらえて,
階段正面から右回りに菅原道真
(赤矢印「菅公」)
孔子,ソクラテス,アリストテレス,シェイクスピア,
カント,ゲーテ,ダーウィンの八哲の名が記されている。

(『大阪名所図解』)
階段の両脇に立つ二つの彫像は,「文神像」と「野神像」。
それぞれ「知性」と「野生」を表現しているといわれている。

(『大阪名所図解』)
図書館なのに落語が聞こえてくると思ったら(*^▽^*)

初代桂春団治レコード音源
①「初天神」【15分41秒】ニットー・大正15年1月発売
②「野崎詣り」【12分39秒】ポリドール・昭和6年4月発売
③「阿弥陀池」【11分53秒】ニットー・昭和5年10月発売
④「いかけ屋」【13分42秒】オリエント・大正14年2月発売
⑤「宿替え」【13分38秒】ニットー・昭和7年1月発売


展示資料は撮影禁止でしたが,ここはOK(^_^)v
(チラシより)

ワッハ上方と上方演芸の殿堂入り
上方演芸の殿堂入りを果たした落語・浪曲・講談などの
イラストパネルとこれらにまつわる収蔵資料を展示
8月30日(火)までの
月曜日~金曜日 午前9時~午後8時(土曜日は午後5時まで)
日曜日は休館日。
 資料室でしばらく気になる資料をデジタルメモで入力した後に昼食を食べました。
玉子焼き(162円)+冷やっこ(86円)+中華そば(324円)=572円です(^_^)b
玉子焼きは,注文してから焼いてくださった(まだ開店直後だったからかな?)
今回は市役所の地下2階にある「OSAKA 市役所食堂」
お弁当がいっぱい用意されていた。
涼しくなったらお弁当を買って
土佐堀川を見ながら食べてもいいな(^。^)
向こうからやって来るのは川を掃除してくれている船ですp(^-^)q