2025年10月10日金曜日

寒いくらいだったけど

 この頃、オンブバッタをよく見かけます。
下がメスでおんぶされているのがオス。
虫は、メスが大きいのは卵を産むからかな?
ジョロウグモもカマキリもメスが大きくてオスは命がけでプロポーズ
一方、オンブバッタはなんか楽ちんラクチンと乗っているみたい(^。^)
歳をとったせいですかね……
街中で、女子が自転車をこいで、その後に男が乗っているのをみるとムッする
涼しくなって喜ぶのは人間だけでなく
猛暑で「蚊」も夏バテ? 効果的な対策を聞きました〟(NHK「ほっと関西」 8月22日)

 岩波俳句 選・池田澄子

 …前略…

◆暑さは苦手
 虚子の蠅叩きの句をふと思い出した。
蠅叩きは子供の頃いつもどの家にも、家のどこかにあった。

 蠅とんでくるや簞笥の角よけて  京極杞陽

 私の常の居場所の後は本棚で、その後は壁と襖、その向こうに用簞笥。
その部屋から蠅が来るとしたら簞笥の角を避けてくる筈。
杞陽は子爵とやらの家のご長男。
関東大震災で家屋は焼失したけれど、その方のお宅にも蠅はいたらしい。
それは兎も角、普通の暮らしでは蠅をほゞ見ない世になって久しい。 
(『世界 2025年10月号』岩波書店)
 蚊は少なくならない。
私の家は庭に向かって硝子戸をあけて庭へ出るため、しょっちゅうその硝子戸を開ける。
と、横にクーラーの室外機。
其処に、蚊が来ないというモノを吊っている。
更に、戸を開けるときには藪蚊を寄せつけないという液体を庭に向けて吹き付け更に首と腕に虫よけミストスプレーとかいうモノを吹き付ける。
なのに、蚊は私の存在をちゃんと感知して、すぐに寄って来る。
 蠅は何年も見たことがない。
何処かには居るのだろうか。
蠅取草は蠅の居ない世に慣れただろうか。

 送り仮名に注意されたし残り蚊にも  澄子
(『世界 2025年10月号』岩波書店)
台風23号12日にかけ奄美や九州南部接近 風雨強まる見込み」(鹿児島NHK)

台風22号に似た進路を進みますね…

 第7章 天気予報のしくみ
 7-3 いろいろな天気予報
 ●予報官はどんなことをしているのか
 

 昭和30年代の地方気象台では、予報官たちは気象庁からの短波放送を受信して、各地の気象観測データを入手していました。
ついで観測値を手書きでプロットして天気図を作成しました。
等圧線を描き、低気圧や前線、雨域の位置などを確定して、最新の地上天気図を作成しました。
また、短波放送による模写電送とよばれる一種のファックスを利用して、本庁からの高層天気図などを受信しました。
さらに、本庁などから、低気圧の今後の推移などの留意点が指示報として送られてきました。
(『図解・気象学入門 改訂版』古川武彦、大木勇人 講談社 2023年)
 予報官は、これらの天気図などの資料をもとに、自分の経験を加味して、「南の風、晴れときどき曇り、夕方から一時雨」などの予報を案出して、天気予報として発表していました。
作業の大部分は人力であり、いちばん肝心な予報の案出の部分も、予報官の総合的な智恵によっていたのです。
予報の名人とよばれた人たちは、実際に独自の「虎の巻」を懐に予想を行い、他人には教えなかったという逸話があるくらいです。
 ところが、天気予報作業の形態は、近年、観測の自動化、コンピュータの普及、そして何より数値予報の精緻化によって予測精度が格段に向上したことにより、大きな変貌を遂げました。
予報作業全体がシステム化されたといえます。
当然、予報官の作業および役割も大きく変わりました。
 本庁はもちろんのこと地方の気象台の予報作業室の卓上には、図7-11(「予報官の部屋」:省略)に示すように、パソコンで構成されたワークステーションが置かれ、壁面には大型の液晶ディスプレイが掲げられています。
ワークステーションは、LANで本庁のデータバンクとつながっており、予報官はいつでも必要なデータを参照することができます。
予報官はマニュアルにしたがってパソコンを操作すれば、天気予報文の原案が画面上に現れます。
予報官が必要に応じて修正し、最後にエンターキーを押せば、公式な気象庁の天気予報として日常的に情報を必要としているメディアなど各所に流れます。
 予報官の仕事の重点は、近年、通常の天気予報よりも、気象注意報や警報を発表する判断に移っています。
また、一度発表すれば、切り替えや解除のタイミングも重要となります。
県や市町村の防災担当者との連絡も必要で、メディアの問い合わせにも対応が必要となります。
その意味で、現在の予報官には、社会活動を見すえた総合的判断が要請されています。
 気象庁だけでなく、民間にも目を向けてみましょう。
明治初期に気象事業が始まって以来、天気予報は気象庁の仕事とされて、民間では行われてきませんでした。
しかし、予測技術や通信技術の向上により、気象情報が広く共有可能になり、民間にも業務を開放すべきという規制緩和政策の流れを受けるようになりました。
 そして、1993年に気象業務法が改正され、気象庁以外の者による天気予報の道が開かれました。
気象事業者に対する気象資料の提供の体制も確立され、民間でも数値予報の結果やガイダンスを入手して、それをもとに天気予報を行うことができます。
 また、民間の気象事業者が予報を行う場合は、気象予報士を置かなければなりません。
アメリカでは気象学会が認定した天気キャスターがメディアで活躍していますが、日本のような予報士制度もっている国は非常にめずらしいことです。
これまでの受験者は1994年の第1回の試験以来、すでに20万人を超え、合格者は約12000人に達し、平均合格率は約5.5%です(2023年4月時点)。

 …後略…

(『図解・気象学入門 改訂版』古川武彦、大木勇人 講談社 2023年)
父も一緒にリハビリ散歩に出かけました。
今朝の写真ではなく、水曜日にモズ♀に出会っていたのでそちらを載せます。

 「台風観測は神頼み」つづき

 台風の専門家だから、観測するべき台風を見極めるのは容易と思われるかもしれません。
しかし台風は発達の仕方が多様で、それを予測することは現在の科学技術でも難しいのです。
台風はゆっくり発達するものや、急速に発達するものがあり、特に後者の急発達を予測することはほとんどできません。
 私たちのプロジェクトの目標の一つは、そのような急発達をする台風を観測することでした。
そもそも予測できない急発達を、事前に予想して飛行機を飛ばすというのは、かなり難度の高い目標でした。
台風に飛行機を飛ばすかどうかは、遅くとも観測実施の2~3日前に決断しなければなりません。
そのために台風が発生する前から、打ち合わせを毎日実施し、最終的には研究代表者、つまり私が飛行機を飛ばすかどうかの決断をするのです。

 …つづく…

(『天気のからくり』坪木和久 新潮選書 2025年)
午後から心臓リハビリです。
先週は、エルゴメータで心電図をなどを撮りました。
今日は、トレッドミルで行いました。
トレッドミルは、散歩などをするときに
どれくらいの速さで歩けばいいのかを知ることができます。
初め時速3kmから始め、10分後に時速3.5kmに上げました。
そのまま20分(合計30分)歩き続けました。
30分間の歩行距離は1.69km
消費カロリーは107kcalでした。