2018年10月30日火曜日

日ましに寒くなるような…


日ざしがあるところは暖かいのですが、日陰は寒さを感じます。
春小雨夏夕立に秋旱(ひでり)
 春は小雨程度に軽く雨が降り、夏は日中カンカン照りでも夕立があり、
秋は晴天が続く。
各季節がこのような天候ならば、その年は豊作だということ。
ほかに「彼岸太郎(ひがんたろう)、八専二郎(はつせんじろう)
土用三郎(どようさぶろう)、寒四郎(かんしろう)」ともいい、
彼岸の初日、八専の二日目、夏土用の三日目、
寒の四日目が好天の年は豊年であると信じられた。
(『日本の風土を伝えることわざ 季節』
        安藤隆夫 オンタイム出版創拓社 1988年)
 昔からよくいわれた天気のことわざに、
「五風十雨(ごふうじゅうう)」というのがある。
「五日に一度風が吹き、一〇日に一度雨が降ることから転じて、
風雨その時をえて、農作上好都合で天下の太平なこと」と広辞苑にある。
 別に五日とか一〇日に意味を持たせるということではなくて、
雨は一〇日に一日くらいの割で降り、
風はこの場合、高気圧の張りだしを意味するとすれば、
その間に多少風の強い日があっても、晴曇天が続けば、
農作物や草木はまず順調に生育することをいったものであろう。
 これにより季節的に、稲の生育過程と合わせて、
ことわざにしたのものが、ここに掲げたものであろう。
(『日本の風土を伝えることわざ 季節』
      安藤隆夫 オンタイム出版創拓社 1988年)
 春はもろもろの草木が芽を吹き伸び始めるときである。
低気圧の去来によって、四、五日に一度の小雨もしくは並雨があれば、
この春の萌芽期はまず十分であり、
気温もまだ低く、地中には雪融けの水などもあって、
春特有の風が吹いても、乾燥して枯死することはない。
冬越えの麦や野菜もこの程度の雨で、十分に生育する。
 関東などの冬に乾燥する地域は、しかし多少乾燥した日が続くと、
野菜の生育などがおくれるが、
例年通り四、五日に一度くらい低気圧が雨をもたらせば、その心配はないと思う。
(『日本の風土を伝えることわざ 季節』
       安藤隆夫 オンタイム出版創拓社 1988年)
「夏の夕立」というのは、「夕立」に意味があり、
夏が炎天でよく晴れていることを示している。
そのために夕方から夜にかけて、
熱雷による雷雨が炎暑に凋(か)れた植物に水分を供給してくれる。
 夏は稲をはじめもろもろの農作物が肥大する時期で、
そのためには太陽の日射エネルギーが最大限に必要とされる。
しかし水分がなければ干ばつになるおそれもある。
ふつうその水は梅雨期の雨があてられるが、
立秋から九月のはじめころまでは水不足になりがちである。
このときにこの「夕立」がよくその不足を補ってくれる。
 夏日の炎天に、夜に入って一雨ザーッとくる夕立は、
「だんな雨」などといわれ、太陽の恵を阻まずに、
生長に十分な水を補給してくれる。
(『日本の風土を伝えることわざ 季節』
       安藤隆夫 オンタイム出版創拓社 1988年)
 秋は本来長雨のシーズンである。
だいたい九月の一〇日ころから一〇月の一〇日ころまでが霖雨の季節となる。
 この霖雨は、まだ厳しい残暑の水分を補給する意味もあるが、どちらかといえば、
穀実や果実の生殖生長期に入っている農作物には、日照りが必要なのである。
炭素同化作用によってできた養分を実(み)に貯えて、十分な稔りを期するのが、
作物や植物の最終の目的だからである。
 このことわざは農作物の生育段階に必要な気象のツボを心得たもので、
味わいのあることわざということができる。
(『日本の風土を伝えることわざ 季節』
     安藤隆夫 オンタイム出版創拓社 1988年)
 もず】百舌鳥、鵙の声、鵙の高音(たかね)、鵙の早贄(はやにえ)
 目のまわりに黒い帯状の模様のある全長約20センチの鳥です。
一年中見られますが、エサが少なくなる秋になわばりを主張する
「キィーキィキィ」という高鳴きが目立つことから、秋の季語になっています。
「キュンキュン」「キチキチキチ」など、さまざまな鳴き方を長くつづけるため、
「百舌鳥(もず)」という字があてられました。
 かぎ状の太いくちばしで昆虫や小鳥、トカゲやネズミなどを食べます。
獲物を小枝やとげにさしたり、ひっかける習性がり、
それを「モズの早贄」「モズのはりつけ」といいます。
モズが早贄をするのは、獲物を食べやすいようにつきさしている説と
獲物をたくわえている説がありますが、くわしいことはわかりません。
 葉が落ちて見通しがよくなる秋は、絶好のバード・ウォッチングのシーズンです。
枝に昆虫やトカゲなどがささっていたら、近くにモズがいるしるしです。
(『いきもの歳時記<秋>』古舘綾子 文、
     小林絵里子 絵、舘あきら他 写真 童心社 2011年)
コスモスなんぼでも高うなる小さな家で
(『尾崎放哉全句集』村上護編 ちくま文庫 2008年)
母と同じ年齢の方が息子さんと歩いていました。
ゆっくりゆっくりと息子さんとコスモスを指さしながら楽しそうに話しておられた。
出会うとほんの少しの間、立ち話をしています。

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午後から心臓リハビリでした。
トレッドミルで30分間に歩いた距離は2.19km、消費カロリーは130kcalでしたp(^-^)q
今日で心臓リハビリは終了です。
現在の医療制度では心臓リハビリは、150日間(5ヵ月)で打ち切られます。
リハビリを受けることで障碍がなくなることはありません。
しかし機能を維持したり、障碍を悪化させないためにはリハビリが必要だと思います。
そのためには専門家の指導があるのとないのとでは大きな違いです。

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